サッカー日本代表の森保一監督が開幕まで1年となった来年のワールドカップに向けたイベントに参加し、大会への決意を漢字ひと文字で「和」としたため、「大和魂を持って舞台に立つ」と語りました。
日本代表はワールドカップアジア最終予選で圧倒的な成績を残して、8大会連続8回目の出場を決め、10日夜、大阪で行われたインドネシアとの最終戦も6対0で大勝しました。

アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共催されるワールドカップの開幕まで残り1年となり、森保監督は京都市の「漢字ミュージアム」を訪れ、大会への決意を漢字ひと文字にしたためました。

森保監督は「試合よりも緊張する」と言いながら、筆に墨を含ませると、縦横42センチのボードに迷わず「和」と書きました。
その理由について問われ、「ワールドカップは勝利を目指して戦うだけでなく日本の文化や価値観を表現する場所でもあると思っている。『和を以て貴しとなす』と同時に選手一人一人が自立して『和して同ぜず』、『大和魂』を持って舞台に立ちたい」と語りました。

さらに「和が広がっていく、サッカーファミリーが広がっていくという思いもある」と続け、森保監督がサポーターとの一体感を表現することばとして大切にしている「共闘」を呼びかけました。
このボードは今後、「漢字ミュージアム」に展示されるということです。