選択的夫婦別姓制度に賛成する立場の自民党の議員連盟が会合を開き、導入が提言された1996年の法制審議会の案をベースに議論を進めながら、党内で実現に向けた働きかけを強めていくことを確認しました。
選択的夫婦別姓制度をめぐって、自民党では、党内に賛否両論ある中、氏制度のあり方を検討する作業チームの会合での議論が今月、再開されています。
こうした中、制度に賛成する立場の自民党の議員連盟が、国会内で会合を開き、会長を務める浜田元防衛大臣や小渕組織運動本部長ら10人余りが出席しました。
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冒頭、浜田氏は「私たちの議連でもいろいろな関係者から意見を聞くなどしてきた。議論が活発になっている中、思いを1つにし、方向性を出していきたい」とあいさつしました。
そして、選択的夫婦別姓制度を導入し、子どもの姓は結婚の際に夫か妻のどちらの姓に統一するか決めるなどとした、1996年の法制審議会の案をベースに議論を進めながら、党内で実現に向けた働きかけを強めていくことを確認しました。