桃の節句を前に、子どもたちが十二ひとえや束帯などひな人形のような衣装を体験する催しが三重県伊賀市で開かれました。
この催しは本格的な平安時代の装束を着て伝統文化に親しんでもらおうと、10歳までの子どもを対象に伊賀市などが開きました。
参加した子どもたちはひな人形のような色鮮やかな衣装にそでを通し、和装の専門学校の指導者から一人ひとり丁寧に着付けをしてもらいました。
衣装は高貴な人が宮中の儀式などで身にまとう十二ひとえや束帯のほか、平安時代の女官などが着た袿などで、着付けを終えた子どもたちは金びょうぶの前でポーズをとり写真撮影に応じていました。
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参加した6歳の女の子は「ちょっと重いけどけっこう楽しいです」と話していました。
名張市から参加した母親は「子どもたちがすごくかわいくていい思い出になりました」と話していました。
この催しは伊賀市にあるかつての武家屋敷「赤井家住宅」で、来月1日と2日にも行われるということです。