
気温が上昇して蚊の活動が活発になるのを前に、東京都は、蚊の発生源となる水たまりを作らないなど対策をとるよう呼びかけています。
東京都は、2014年にデング熱の感染が確認されたことを踏まえ、蚊が媒介する感染症の流行を防ごうと、6月を「蚊の発生防止強化月間」と定め対策を強化しています。
ことしも、気温が上昇して蚊の活動が活発になるのを前に、都内の公園などおよそ60か所で継続的に蚊の生息調査を行っています。
調査では、蚊が反応する二酸化炭素を出すドライアイスで蚊を呼び寄せて採取器で捕獲し、生息数や感染症のウイルスを持っていないかなどを調べています。
4月からの調査の結果、感染症のウイルスなどは確認されていないということです。
一方、蚊は水たまりを好んで産卵し、水たまりの中で幼虫であるボウフラが成長することから、都は、蚊の発生を防ぐためには自宅などの周辺に水たまりを作らないよう対策を呼びかけています。
具体的には、雨水がたまりやすいタイヤや空き缶・瓶などを野外に放置しないこと、鉢植えの底に水たまりをつくらないこと、また、バケツなどに水をためる場合は週に1回程度、水の交換や清掃をすることが蚊の発生を防ぐことにつながるとしています。
東京都健康安全研究センターの中尾高志さんは「亜熱帯の地域では、デング熱などの感染症が少し増加している傾向にあり、渡航者が増える中、海外から持ち込まれるリスクも高くなっている。身近なところから蚊を増やさない対策をしてほしい」と話しています。