
神奈川県内の山で、去年1年間に発生した山岳遭難は175件で、このうちおよそ8割は登山届が提出されていなかったことが、警察のまとめで分かりました。
本格的な登山シーズンを前に、警察は緊急時の備えにもなる登山届を提出するよう呼びかけています。
神奈川県内には、▽標高1252メートルの大山や、▽標高1567メートルの丹沢山など、都心からアクセスがよく、高齢者や初心者でも日帰りで登山を楽しめる山が多くあります。
一方、警察によりますと、去年、県内の山で発生した山岳遭難は175件で、このうち登山届が出されていたのは34件にとどまり、およそ8割は提出されていなかったということです。
警察は、登山届は、▼入念な計画を立てるきっかけや、▼遭難した場合の捜索の手がかりになるとして、神奈川県警のホームページや登山者向けの専用のアプリなどから提出するよう呼びかけています。
また、丹沢山地に生息するツキノワグマがこの時期から活動を活発化させるため、神奈川県は、鈴やラジオといった音の出るものを携帯することや、撃退用のスプレーも用意しておくことが重要だとしています。