外資系銀行の社員だとうそをついて、マッチングアプリで知り合った女性に結婚を申し込んだうえでうその投資話を持ちかけ、500万円をだまし取ったとして44歳の容疑者が詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、東京 江戸川区に住む職業不詳の鵜澤武彦容疑者（44）です。

警視庁によりますと、ドイツの銀行の社員を装ってマッチングアプリで知り合った30代の女性に、おととし5月ごろ、「年利40％となる南アフリカの通貨を運用する」などとうそを言って500万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

容疑者は、女性に「結婚しよう」などと伝えたうえで、「この銀行に勤めている自分しか使えないアプリを使うので金利が高い。プロだから大丈夫だ」などとうその投資話を持ちかけていたということです。

調べに対し、「500万円はほかに交際していた複数の女性から借りた金の返済にあてたが、返済が終わったら投資しようと思っていたのでだまし取ったつもりはない」と容疑を否認しているということです。

容疑者は、この女性からほかにも1000万円以上を受け取っていたうえ、別の複数の女性からも現金をだまし取った疑いがあるということで、警視庁が、詳しく調べています。