競泳の池江璃花子選手が、今月20日に開幕する日本選手権を前に報道陣に練習を公開し「下の世代が伸びてきているので、若さに負けないようなレースをして優勝したい」と意気込みを語りました。

24歳の池江選手は、世界選手権の代表選考を兼ねた日本選手権の開幕を前に、拠点としているオーストラリアから帰国し、新潟県長岡市で調整を進めています。

12日は報道陣に練習が公開され、得意のバタフライと自由形の腕や足の使い方など、フォームを丁寧に確認しながらゆったりとしたペースで泳ぎ、およそ1時間半、調整を行いました。

練習のあと取材に応じた池江選手は、日本選手権には自由形とバタフライの50メートルと100メートル、合わせて4種目に出場する予定で「ことしは特に50メートルで結果を出して、しっかり代表権をとりたい。どんどん下の世代が伸びてきているので、若さに負けないようなレースをして、1種目でも多く優勝したい」と意気込みを語りました。

また、3大会連続でオリンピックに出場した池江選手は、3年後のロサンゼルスオリンピックを集大成と位置づけているということで「区切りをつけることによって、今までにない緊張感を感じることができる。オリンピックに『行きたい』ではなく、『結果を出す』という気持ちで常に成長していきたい」と話していました。