政府 来年度の実質GDP伸び率 プラス1.2%程度の見通し
2024年12月25日 18時45分 GDP
政府は、来年度・2025年度の日本経済の成長率について、賃上げが進み物価の上昇も落ち着いて個人消費が持ち直すなどとして、物価の変動を除いた実質でプラス1.2%程度になる見通しを示しました。
政府は、来年度予算案の前提となる経済成長率の見通しを25日の持ち回り閣議で了解しました。
それによりますと、来年度のGDP=国内総生産の伸び率は、物価の変動を除いた実質で、プラス1.2%程度の見通しになるとしています。
あわせて発表された今年度の成長率の見通しは0.4%程度で、これを上回る水準です。
賃上げが進み物価の上昇が落ち着くことで個人消費が1.3%程度伸びるほか、企業の収益の増加が続くことを背景に設備投資も3%程度拡大するとしています。
また、消費者物価の総合指数は、原油価格が下落し、物価の上昇率が徐々に落ち着くとして、プラス2%程度と見込んでいます。
一方、物価の変動分を加味した名目GDPの伸び率はプラス2.7%程度の見通しになるとしています。
政府は、この見通しに基づいて税収を見積もるなどして、27日、来年度予算案を閣議決定する方針です。