海の日とは?2022年は7月18日|由来を紹介
毎年、7月の第3月曜日に制定されている国民の祝日「海の日」。2022年は7月18日の月曜日が海の日となる。本記事では、日本の海の日の歴史やイベントとともに、世界各国の海の日についても、詳しく紹介する。
海に囲まれた日本だからこそ、この機会に海や自然に親しむきっかけにしてはいかがだろうか。
海の日の歴史や行事は?
まずは、日本の海の日の歴史や由来、海の日に開催される代表的な行事などについてみていこう。
海の日の歴史
海の日は1996年から施行された、比較的新しい国民の祝日だ。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う日だ。当初は7月20日であったが、これはもともとこの日が「海の記念日」として制定されていたことに由来する。
7月20日に海の記念日が制定された理由は、1876(明治9)年に明治天皇が東北巡幸の際、灯台巡視船「明治丸」で、青森から函館を経由して横浜港に帰着された日にちなんでいる。
その後、2000年より国民の祝日を一部月曜日に移して3連休にする「ハッピーマンデー制度」がつくられた。海の日は2003年よりこの制度が適用され、現在は7月の第3月曜日が海の日となった。
海の日のイベント
7月の第3月曜日に海の日が移動されたことを契機に、海の日の本来の意義を忘れないようにと2017年に「海の月間」が制定された。海の月間は7月1日〜31日の1ヵ月間とされ、「海フェスタ」など全国各地でイベントが開催される。
この海フェスタ、2019年は静岡で開催された。主なイベントの一つである「海の総合展」では、海に縁のある約40の団体が、海の環境や研究などについてパネルで展示。海洋気象観測船や海上保安庁巡視船など、さまざまな船が寄港し、一般公開や乗船体験ができる企画も行われた。
名古屋で行われる「海の日名古屋みなと祭」も大きなイベントの一つだ。祭りの最終日には、名古屋港で花火大会も開催され、ライトアップされたビルや船とともに夜空を華やかに彩る。残念ながら2021年は開催中止となったが、「サプライズ花火」が打ち上げられ話題になった。
そのほかにも、全国各地で展示、体験教室、ツアー、ライトアップなど、子どもから大人まで楽しめるイベントが開催される。今年も新型コロナウイルスの感染症の影響により、安全には十分注意が必要だが、海に親しむ日としてぜひ参加してみてほしい。
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