血液1滴でがん13種99%検出 東芝、20年から実証試験
東芝は25日、1滴の血液から13種類のがんいずれかの有無を99%の精度で検出できる技術を開発し、2020年から実証試験を始めると発表した。東京医科大や国立がん研究センターとの共同研究に基づく成果で、数年以内の実用化を目指す。血液中に分泌される「マイクロRNA」と呼ばれる分子の種類や濃度を検査し、乳がんや膵臓がん、食道がん、胃がん、大腸がんなど13種のがんについて、ごく初期の段階でも発見できる。実用化すれば、生存率が高まることが期待される。東芝はRNAを短時間で簡便に検出できるチップや小型機器の開発に成功した。2時間以内に結果が判明するという。
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[単語]
1.いずれか:多くある中で、どれが…か。どちらが…か。どれもこれも。どちらも。
2.実用化:実験や理論の段階ではなく、実際に使うこと、実際に役立つことの意味である。 特に、普段の生活に利用可能なことを指す場合が多い。 そのような状況に持ち込むことを実用化という。
3.分泌:生体が細胞から特有の代謝産物を排出すること。分泌を行う細胞を腺 (せん) 細胞といい、ホルモンなどを体内に出す内分泌と、汗などを体外に出す外分泌とがある。