裸男たち群がる 愛知の厄よけ祭りで熱気ムンムン
災厄を一身に引き受ける神男(しんおとこ)をめぐり、裸の男たちがもみ合う「はだか祭」(儺追(なおい)神事)が17日、愛知県稲沢市の尾張大国霊(おおくにたま)神社(国府宮)であった。
約9千人の裸男が厄よけを願う「なおい笹(ざさ)」を奉納。この後、今年の神男、同県一宮市の会社員松本宗己(しゅうき)さん(27)が参道に姿を現すと、触れて厄を落とそうと待ち構えていた裸男たちが一斉に群がった。
打ち水のしぶきが上がるなか、神男はもみくちゃにされながら境内を進み、約1時間後に儺追殿に引き上げられると、大歓声が上がった。(荻野好弘)
朝日新聞社
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190218-00000016-asahi-soci
【単語】
裸祭り(はだかまつり)とは、参加者が褌姿など裸体に近い姿で参加する祭りである。
1. 裸 : 人間が被服をまとわない状態を言う。裸体(らたい)、全裸(ぜんら)とも呼ばれる。
2. 群がる : たくさんの人・動物などが、一か所に秩序なく集まる。群れをなす。
3. 厄よけ : 厄除けは災厄などの邪気が寄り付かないように祈願祈祷してもらうものとなっている。
4. 祭り : 感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為(儀式)である。
5. 熱気 : 興奮して高まった意気込みや気配。
6. 災厄 : 不幸な出来事。わざわい。災難。
7. 奉納 : 神仏に喜んで納めてもらうために物品を供えたり、その前で芸能・競技などを行ったりすること。
8. 参道 : 神社や寺院などに参拝する人のためにつくられた道。
9. 境内 : 境界の内側。区域内。特に、神社・寺院の敷地内。
10. 歓声 : 喜びを抑えきれずに叫ぶ声。歓呼の声。